~ 病気になってどうしても旅館を継続できなかったら ~
これは長野県のある旅館の女将の事業譲渡に至ったお話で゛す。
女将は長年働きづめによく働いてきた人でした。
客室は25室、源泉かけ流しのこの旅館は結構繁盛しています。
女将の自宅は近くにあるのですが夜の宴会で遅くなるときは宿で泊まって仕事に専念してきました。
ご存じのように観光旅館では夜の宴会が入って遅くまで働き、朝は早くから朝食のお客様で忙しく
長い時間働いているというのが女将の仕事です。
そんな日々で無理が重なったのでしょうか、数年前から体調を崩し一週間のうちに3日~4日病院
へ行くほど悪くなっていき、とうとうこれ以上旅館を継続できない状態になっていきました。
そんな姿を見て東京で飲食店を経営する長男のK氏は、母親である女将と事業を譲渡することを
決意したのでした。
事業譲渡の場合は、旅館の施設や料理長・仲居、掃除等の従業員、そして仕入れ先、から外部と
の取引先もそのまま引き継ぐことが多いので、とてもスムーズに事業の引き継ぎができるのです。
譲渡する旅館側も譲渡を受ける買入れ側もすぐに営業開始ができることが大きなメリットです。
事業譲渡に対する譲渡金額は財務内容を勘案して譲渡金額の計算を行い、別途、賃貸借契約に
基づいて月々の支払をしていくことになります。
事業譲渡を行って女将は病気療養に専念できることで、とても明るく元気を取り戻しつつあるようです。
昨今では、後継者がいない場合が結構見受けられます。
この女将のように病気で事業が継続できないことも起きてきます。
株式譲渡も事業譲渡もいずれの場合も事業を休業してからでは遅いのです。
旅館の勢いのあるうちに次なる方法を考えていくことが、
よい結果が生まれてくるのです。
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担 当 廣野 嘉代子 小川 康彦
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