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会社を売却する時はこんな心理状態で決断する
体調を崩して医者にとめられ会社売却を決断


ずいぶんご無沙汰をしてしまいましたが、つい毎日の業務に追われていつのまにか3月に
なってしまいました。
私が携わった最近のM&Aの売却案件についてお話をしてまいりたいと思います。

40代半ばのこれからという経営者の方でした。

会社を売却しようと決断することは、一人の人生の方向転換をする大事な局面であることに
ちがいはありません。
この企業の経営者は先代社長が病気で急逝して社長に就任しました。
譲渡するまでの期間は一年半ほどの短い社長期間であったことも特質
すべきことと言えるでしょう。

以前から営業中心でやってきて、経営には全くタッチしていませんでした。
突然の先代社長の急死は思いもよらない出来事だったようです。

社長が亡くなっていざ会社の内部を開いてみたら借入金が多く途方に暮れる状態でした。

それでも必死で銀行との交渉を終え、ようやく会社の全容も把握できるようになってきた頃
だったのでしょうか。
毎日、深夜の2時や3時に眠りにつくような日々が続き、心労も重なったせいで
しょうか、体調を崩して医者にかかるようになりました。

病院通いの日々が続き思わぬ医者からの宣告を受けることになってしまいました。
「これ以上仕事を続けたら命を縮めることになる」

医者のこの一言で会社を売却することになったのです。

決断するまでの迷いや苦悩はかなり大きかったと思います。
それから5か月後、会社を株式譲渡し別の道を歩むことになりました。

会社経営とはいろんな問題に直面します。
いつもその問題を打ち破りつつ企業は成長していくものです。
ただ、それによって体調を崩し命を縮めてしまってはいけないのです。

人生の選択肢はいろいろあります。
別の方向で生きていく選択も生きていくうえで重要なことではないでしょうか。

株式会社HRコンサルタンツ  廣野 嘉代子

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by hrconsul | 2016-03-09 18:16

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